小児鍼について
小児鍼(しょうにばり)は、日本独特の子供向けの鍼施術になります。対象年齢は生後数か月から小学生くらいまでの子どもが対象になります。大人に使用するような皮膚に刺す鍼とは異なり、痛みのない専用の鍼(てい鍼やローラー鍼など)を使って皮膚をなでる様に軽く刺激していく事で、自律神経の調整や免疫力の向上を期待します。夜泣きやかんむし、アレルギー症状、喘息、食欲不振などに効果があるとされています。安全で痛みもほとんどなく、子どもでも安心して受ける事ができます。施術時間も短く、継続的に受ける事で体調が整い、風邪なども引きづらくなると言われています。
こんなお子様の症状でお悩みの方へ
夜泣き/かんむし(疳の虫)/夜尿症(おねしょ)/食欲不振/便秘/アトピー性皮膚炎/小児喘息/自律神経の乱れによる体調不良(イライラ、不眠、食欲不振)など
子供と鍼灸
小児鍼は、刺さずに皮膚をなでるなどのやさしい刺激を与えることで、自律神経のバランスを整え、子どもの自然治癒力を高める施術法です。子どもは体の反応も早く、弱い刺激でも効果が出やすいため、夜泣きやかんしゃく、おねしょ、アトピー性皮膚炎などの小児特有の症状に効果があるとされています。また、痛みがなく子どももリラックスして施術を受けています。家庭でも同じように行う事もでき、風邪などに罹りづらい体づくりの補助にもなり、親子のスキンシップにもなりもなります。
小児鍼の対象年齢と料金
【対象年齢】乳幼児~小学校低学年ぐらい
【料金】未就学児¥500/小学生¥1000
梅沢鍼灸院こだわりの子供の症状の鍼灸
STEP1.丁寧なカウンセリング

症状の原因は、皆さま違います。だからこそ、しっかりお話をお伺いしておかないと、本当の原因にたどり着けないこともあると考えています。梅沢鍼灸院では、施術の前に丁寧なカウンセリングを行っています。お一人おひとりのその日の体調やお悩みに合わせた、最適な鍼灸施術をするために、少しお時間をいただいております。どうぞリラックスして、お気軽にご相談ください。
STEP2.症状に合わせたチェック

カウンセリングでお伺いした内容をもとに、症状に合わせて必要な確認事を行っていきます。動きなど確認をすることで、「どんな動きや状態の時に症状が出るのか」を一緒に確認していきます。原因をしっかり見つけて、その方に合った施術をするために大切なことになります。気になることがあれば、どんな小さなことでもご遠慮なくお話しください。
STEP3.お一人おひとりに合わせた鍼灸

カウンセリングでお伺いした内容をもとに、症状に合わせて必要な確認事を行っていきます。動きなど確認をすることで、「どんな動きや状態の時に症状が出るのか」を一緒に確認していきます。原因をしっかり見つけて、その方に合った施術をするために大切なことになります。気になることがあれば、どんな小さなことでもご遠慮なくお話しください。
STEP4.施術後の注意事項と生活指導
食事や日々の生活は、体の健康にとても深く関わっています。どんなに施術をしても、生活習慣がよくないままだですと、症状がぶり返してしまうこともあります。そこで梅沢鍼灸院では、施術だけでなく、健康的な生活を送るためのアドバイスもさせていただいています。また、鍼灸を受けたあとに起こるお身体の反応やその日1日の過ごし方についても、しっかりとご説明しますのでご安心ください。無理のない範囲で、少しずつできることから一緒に始めていければと思います。

小児鍼の施術例
CASE1:夜尿症(おねしょ)
【年齢】6歳 【性別】男の子
【来院の理由】夜尿症(おねしょ)
【症状】週に2~3日ぐらい明け方に出てしまうことがある。就寝前にはあまり水分は取らないようにして、トイレにもしっかりと行っている。ただし、日中にあまり水分を取っていないようで、帰宅後に多めにとっている。おなかや手足が冷たい。
【経過】ローラー鍼(刺さない鍼)を使用。おなかや腰部を中心に全身を施術。始めは3日に1回ぐらいの頻度で施術を行った。その後は様子を見て週1回ぐらいで施術をしていた。小児鍼を始めてからは、おねしょの頻度は少なくなっていった。2か月ぐらいするとほとんどしなくなった。
CASE2:夜泣き
【年齢】1歳3か月 【性別】女の子
【来院の理由】夜泣き/寝つきが悪い
【症状】生後5~6か月ぐらいから寝つきが悪く、夜中に何度か泣いて目を覚ます。雨などで、外で遊べない日に多い気がする。現在でも頻度は多くはないが時々ある。
【経過】ローラー鍼(刺さない鍼)を使用。手足や背中を中心に全身を施術。はじめの3日は続けて施術をした。その後は夜泣きの状態を見ながら、週1回ぐらいの頻度で施術を行ていった。小児鍼を始めてから、夜泣きの頻度や寝つきの悪さは日に日によくなっていった。ただ、雨が続いたりして、外で遊べない日が続くと寝つきが悪く、夜泣きをすることが時々ある。
CASE3:よく風邪をひく
【年齢】2歳 【性別】女の子
【来院の理由】よく風邪を引く
【症状】保育園に入園後から月に何度か風邪(発熱)を引くようになった。
【経過】ローラー鍼(刺さない鍼)を使用。背中やおなかを中心に全身を施術。始めは、2~3日おきに施術を行っていた。その後は週1回から2週間に1回ぐらいの頻度での施術を行った。小児鍼を始めた当初は、発熱など風邪の症状もあったが、2~3か月ぐらいすると体調を崩すことも少なくなった。
