こんにちは。
東急目黒線武蔵小山駅徒歩2分の梅沢鍼灸院です。
本日は腱板炎について少しお話したいと思います。
腱板炎について
腱板炎は、肩関節を安定させているインナーマッスルである「回旋腱板」(ローテーターカフ)と呼ばれる4つの筋肉(棘上筋/棘下筋/小円筋/肩甲下筋)から構成されています。腕を挙げる/回すなどの繰り返し動作よる負荷や加齢による変性などによって炎症が起こる症状になります。
原因
1.野球/テニス/水泳など肩への負担が多きいスポーツをしている方
2.建設業/介護職など重い物を持ち上げる事が多い方
3.日常生活や仕事で繰り返し動作が多い方
4.加齢に伴う筋肉の柔軟性の低下/腱の変性
など
症状
1.腕を挙げた時に肩への鈍い痛み
2.腕を挙げた時に肩の引っ掛かり感
3.万歳はできるが途中で肩が痛くなる
4.症状がひどくなると痛みで眠れない
5.安静にしていても痛みがある
など
好発年齢
一般的には40~60代に多く見られる。これは、年齢とともに腱板を構成する筋肉や腱に柔軟性の低下や変性が起き、血流量も低下していくため炎症などが起こりやすくなると考えられます。また、スポーツや重労働など肩への繰り返し負荷がかかる場合は、20~30代でも症状が出ることもあります。
好発部位
最も起こりやすいのは棘上筋になります。この筋肉は肩の上部にあり、腕を横に挙げる動作をする時に働き肩関節の構造上、骨と骨に挟まれやすく摩擦が起こりやすいため炎症を起こしやすくなっていると考えられます。痛みは、肩の外側に出る事が多くなっています。
鍼灸の有効性
腱板炎に対して鍼灸の有効とされる理由は、鍼灸の刺激によって、神経系に作用して痛みの軽減や局所の血流の改善し、筋肉の緊張を緩めることで、可動域の制限や痛みを和らげる効果を期待されます。しかし、腱の断裂や急性期の場合などは効果が限定的になると思われるので、しっかり見極めることが重要になると考えられます。
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