こんにちは。
東急目黒線武蔵小山駅徒歩2分の梅沢鍼灸院です。
本日は肩関節の構造について少しお話したいと思います。
肩関節の構造
肩関節は、人間の関節の中で最も広い可動域を持ちます。かなり複雑な構造をしており、様々な動きを可能にしかつ、安定性も保つために組織(骨、関節、筋肉、靭帯など)が連携しています。
肩関節を構成している主な骨
1.上腕骨:腕の骨になります。
2.肩甲骨:背中の左右にある逆三角形の骨になります。
3.鎖骨:首の下から肩にかけて伸びるS字状の骨になります。
肩関節を構成している主な関節
1.肩甲上腕関節:肩甲骨と上腕骨を結ぶ関節になり、肩関節の主要な動きが出来る半面、可動域が広い為安定性がなく、筋肉や人体に支えられている。
2.肩鎖関節:肩甲骨と鎖骨を結ぶ関節になり、腕を動かす時に肩甲骨と共に補助役になる。靭帯によって肩関節の安定性を支えている。
3.胸鎖関節:胸骨と鎖骨を結ぶ関節になり、上肢と体幹を連結する唯一の関節で、鎖骨と連動して、腕を挙げる時や回す時など広い肩関節の可動域を確保している。
4.肩甲胸郭関節:肩甲骨と胸郭(胸骨、胸椎、肋骨で構成)の間にある関節であり、肩甲骨が胸郭の上を滑らかに動く事によって、肩関節の可動域を広げて、腕を支えている。
一般的に肩甲上腕関節のことを肩関節と呼ぶことが多いのではないと思われます。この4つの関節が連動して動く事で、肩関節の広い可動域と複雑な動きを可能にしている。
肩関節構成している主な筋肉
1.棘上筋:腕の外旋作用。
2.棘下筋:腕の外旋作用。
3.小円筋:腕の外苑作用。
4.肩甲下筋:腕の内旋作用。
これらのローテーターカフ(回旋腱板)と言われる、インナーマッスルの筋肉になり、肩関節を安定させる筋肉になる。運動や加齢によって損傷されやすい筋肉になり、肩の痛みや動かしづらさの原因になる事が多い。これらの筋肉の上にアウターマッスルと言われる、三角筋や大胸筋などの大きな筋肉で覆われている。
肩関節の重要性
肩関節は、人間の関節の中で最も広い可動域があり、日常生活や運動において幅広い動作を可能にしている極めて重要な関節になります。その自由かつ複雑な動作により、ありとあらゆる腕の動作を可能にしています。しかし、その可動性と関節の不安定性が共存しています。関節の構造は股関節とほぼ同じですが、股関節は受け皿にしっかりとはまっているのに対し、肩関節は浅くはまっているため、肩周囲の筋肉(特に回旋腱板)や靭帯に支えられて安定性を保っています。肩関節は上記で上げた4つの関節で連動しているため、どこかの関節や筋肉に不具合が起きると、全体の可動域の制限や痛みを引き起こすので、日常生活や運動にも影響が出るので、早めの対処が必要になってくると考えられます。
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