東急目黒線・武蔵小山駅から徒歩1分の梅沢鍼灸院

平成27年に行はれた、

東北鍼灸学会の症例になります。

椎間関節症の一症例

【序論】

本症例は、倒れそうになった自転車を引き上げた事で発症し、6回40日間の 鍼灸治療で緩解した椎間関節症である。

【症例】

30代 男性 事務職

【初診】

平成26年7月

【主訴】

右下位腰部の痛み

【現病歴】

1週間前に、自転車を押していた時、自転車が倒れそうになったので、引き上げた時に腰を捻った。その日に痛みはなかった。翌朝、起き上がる時に、右L  4椎間関節部付近にピリッとした痛みが出現。痛みがある中、1週間は普段通りに仕事をしていた。座っている時も右L4椎間関節部付近に痛みがあった。納品物(約20kg)を運ぶ事もあり、3~4日はしていたが、座っている時や運ぶ時の痛みが強くなったので、その後納品物は運んでいない。

来院時、あぐらで座っている時や椅子から立ち上がり姿勢を戻す時に右L4椎間関節部付近に痛みが出る。仰臥位でいる時は痛みがない。自発痛、夜間痛、朝の痛みはない。起き上がり時、靴下の着脱時に痛みあり。。仕事は事務職。パソコン作業が多く、納品物(約20kg)を運ぶ事もある。スポーツは、月に1~2回ゴルフをしている。アルコールは週6日、ビール350mlと日本酒3合飲む。

【診察所見】

身長177cm。体重87kg。前屈痛は陰性。指床間距離0cm。側屈痛は左陰性、右陽性。指床間距離は左50cm、右51cmで右下位腰部に疼痛出現。後屈痛は陽性。圧痛は右のL4椎関、L5椎関に検出された。その他の診察所見は正常または陰性。

 

鍼灸ポスター

少し休憩

このポスターは、約40年ぐらい前に製作されたものです。ヨーロッパなどでも、鍼灸は盛んにおこなわれています。

 

では、続きを

 

【診断】

本症例は、発症状況や右側屈痛、後屈痛が陽性であった事、圧痛が椎間関節部のみであった事から椎間関節性腰痛と診断し鍼灸治療を行った。

【治療・経過】

治療体位は伏臥位。使い捨てのステンレス鍼を用い、右のL4椎関、L5椎関に直刺で刺入。1Hzで15分間通電。抜鍼後に灸点紙を用い、半米粒大で各1壮施灸。第3回は、初診時と臨床症状や診察所見が同様であった為、同一の腰痛と診断し治療を継続した。

【考察】

本症例は、発症状況や診察所見から、椎間関節性腰痛と診断した。初診時に診察所見の説明がうまく出来ていなかった為、前屈痛や側屈痛の指床間距離が誤差の範囲であると思われる。その為、治療をしていく上で指標になっていなかった。改めて、検査の説明、計測値の取り方の難しさを痛感した症例であった。

 

次回から、腰痛について簡単に説明していきましょう。

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