腱板炎と同じく、
肩関節周囲炎(五十肩)に移行しやすいものが、
長頭腱炎になります。
長頭腱は、
上腕二頭筋(長頭と短頭がある)と言われる、
力こぶを作る筋肉の長頭の腱になります。
この長頭腱は、大結節と小結節の間にある溝を通る為、
筋肉を動かすたびに、摩擦が起きる事で、
炎症が起こりやすくなってきます。
年齢は、
肩関節周囲炎(五十肩)に比べると少し若く、
20代と50代に多くみられます。
性別は、
男女ともにみられ、性別はあまり関係はないようです。
症状は、
二の腕の前面に痛みを訴える事が多く、
時々、痛みで眠れない事があります。
重い物を持ち上げる時など痛みを訴える事があります。
腱板炎と同じく、長頭腱炎も痛みなどを放置しておきますと、
肩関節周囲炎(五十肩)に移行する可能性がある疾患です。